Now Loading...

結婚のお相手は「ドキドキしない」人がうまくいく

二年以上も長引くコロナ禍、男性も女性も共に結婚観に変化がでてきているようです。

コロナ前は合コンや飲み会で異性と知り合う機会もそこそこにあった、いわゆる「恋愛相手に困ることがない」人たちも、自粛期間が延長される中、以前のような異性と知り合える機会はぐっと減り、一人で過ごさなくてはならない時間が増えました。一人で帰る一人の部屋は寂しいものです。そんなこともあり、この2年、結婚する人が増えています。
恋愛のきっかけになるのは胸がドキドキするトキメキですが、日常生活を不安な要素に囲まれた現代、男女ともに『一緒にいて落ち着く感覚』を持てる友人的、家族的なパートナーを求める人が増えました。実はこれ、カップルが結婚まで進むうえでとても大事なことで、こういった『一緒にいてホッとする』『気兼ねがいらない』『緊張しないですむ』という相手こそ結婚のお相手としてぴったりなのです。
「結婚する相手にはいつまでも異性として見られたいしときめいていたい」というのは理想としてあったとしても、実生活でそういう人といつも一緒にいてはお互い肩がこるし疲れます。そんなお相手とは出会ってから1~2年はワクワクドキドキして毎日が刺激的で緊張感もあって楽しいでしょうが、やがてお互いに慣れ合いになってしまい、楽しみは半減、スリリングな刺激は猜疑心に変わって、『一緒にいると落ち着かない人』と感じるようになってしまうのです。
自然災害や感染症のまん延で不安な気持ちで毎日を過ごさなくてはならなくなった昨今、ドキドキさせられる異性よりも、家族や友人のようにそっと傍に寄り添って安心を感じさせてくれる人を求めるようになるのは当たり前かもしれません。ここ数年、成婚者数が増えてきたのはその結果なのでしょう。結婚は恋愛の延長にあるものではなく、友情や信頼を感じられる相手との深い絆だと思えるといい結婚ができるのではないでしょうか。