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恋をするための心の準備Part2

今回は恋するときに必要な“ときめき”の正体とその生み出し方についてのお話です。

科学的に言うとこの“ときめき”は「脳内麻薬の分泌が増え心拍数が上がること」と定義されているようですが、そもそもこの脳内麻薬というのは、基本的には視覚・聴覚・嗅覚などに刺激がないと分泌されないのだそう。
直接出会って目の前で話をして匂いや感触を確かめることのできる実生活での出会いと違い、インターネットを介しての出会いは、この部分で圧倒的に刺激は少なく“ときめく”ための要素が足りないように感じます。
ですが、このスマートフォンやパソコンの画面越しの出会いにもドキドキワクワクときめきを感じ、ご縁を手繰り寄せることのできる人もたくさんいます。その人たちはどうやって“ときめき”を生み出しているのでしょうか?

ここで必要なのは実は“想像力”です。“妄想力”と言ってもいいかもしれません。今そこにいない人の声や匂い、体温を感じる想像力を養うことです。インターネット上の出会いでは、はじめは顔写真くらいの情報しかないわけですが、そこからその人の声や話し方、仕草や表情を想像してみることです。パソコンやスマートフォンの小さな画面の先にいる見ず知らずの人にときめきを感じるには“想像力”が必要なのです。
あなたの想像したその人は芸能人の誰かとか、もっと身近なあなたの昔からの知り合いにどことなく似ているかもしれません。そう思うと親近感もわいてきます。
するとただの写真だったそのお相手が、あなたの心の中で活き活きと動き出してくるのを感じるはずです。ですが頭のどこかでは「これはただの自分の妄想」とわかっていますから、「本当はどんな人なんだろう」と興味がわき関心も高まってくるのです。

恋を始めるには、まずは相手に興味関心を持つことですから、ここまでくればひとまず第一段階クリアです。
そのワクワクする感覚を十分に楽しみましょう。誰かに興味を持ってその人のことを考えるのは楽しいものですから、自然に笑顔になっているかもしれません。気持ちも明るくなるはずです。
周囲の人はあなたの表情の変化に驚くかもしれませんが、自分の心の中で温めているだけならば誰にも迷惑もかけません。思う存分ワクワクドキドキしましょう。それが“ときめく”という感覚です。
聴覚や嗅覚にまで刺激がなくとも、もっと高次の感覚で脳内麻薬を分泌できるのが人間らしさなのです。

さらにこの続きはまた次回です。