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笑いのツボは最強

結婚のパートナー選びの条件に『価値観があう人』という言葉を上げることがありますが、この『価値観』とはいったい何の価値観なのでしょう。

そもそも価値観とは「生きていく上でどんなことに価値を感じるのか、何に価値を見出すのか」といった考え方のこと。簡単に言ってしまうと『物事の考え方』ということになるでしょうか。この『物事の考え方』というのはまさに千差万別で、似たような考えはあったとしても全く同じという人はこの世に二人といないと言われています。価値観はその人がもともと持っている気質だけでなく、育った環境や生きてきた境遇にも左右されますので、人それぞれ違っていて当然です。この“それぞれ違っていて当たり前”の価値観が『自分とあう人』を求めるとはどういうことなのでしょうか。

何に価値を求めるかは人によって違います。例えば仕事についてだとしたら業務内容のみならず上司や部下に対しての考え方、家庭のことならば親兄弟、子供に対してのこと、趣味、お金、食べ物や着るものについてまで、人は自分なりに好き嫌いがあり考え方が違っているのです。そこはお互いに認め合って譲り合っていくしかありません。

ですが、一つこれだけは全く同じかまたは似た感覚を持っているに越したことはない、という価値観があります。それは“笑いのツボ”です。

笑いはコミュニケーションの潤滑油みたいなものです。例えば映画やドラマを見ていたときに悲しい場面で一緒に泣けなくても面白い場面では一緒に笑いたいもの。自分はお腹がよじれるほど大笑いしているのに、一緒にいる人が無表情にぽかんとしていたらがっかりしませんか?

ちょっとしたイライラや気になるところも、一緒に笑い話にできたら気が楽になります。

無理やり相手に合わせるのではなく、おなじもの見て、おなじ話を聞いて自然に一緒に笑える、というのは最強の共通点かもしれません。何気ない会話の中で一緒に笑いあえるか否かでその時間はまるで違うものに感じるでしょう。