「結婚するために婚活するのだから、結婚できない婚活なんて意味がない。」誰もが皆、そう考えるでしょう。
ですが実際に結婚できなかったとしても、婚活をすることはとても有意義なことです。なぜなら自分の人生を見直す絶好の機会になるからです。
学校を卒業するとき、就職活動をしたことがある人はお分かりになると思いますが、就活をする中で「自分は本当は何をやりたいのか、どんな未来にしたいのか」ということを真剣に考えたのではないでしょうか。さらに歳を重ねてから再就職活動をしたことのある人は履歴書、職務経歴書の作成の際に「人生の棚卸」とばかりに自分の生きてきた道筋を丁寧に振り返る作業もしたはずです。
それと同じで婚活は「自分はどういう人間なのか、どんな人生を送りたいと思っているのか、いったい何に価値を置いているのか」といった『自分自身のこと』とじっくり向き合っていくので、自分の本心、心の状態がくっきり見えてくるのです。本気で婚活をしてみると、自分の気づかなかった自分の魅力に気づくはずです。
「今まで思ってなかったけど、私ってこういう人間だったんだな」「自分にとってはこれが一番大切だったんだな」などということがわかってきます。
結婚は必ずしなくてはいけないものでもないし、結婚したらといって絶対に幸せになれるというものではありません。結婚して得られるものもあれば、失うものもあるのです。結婚は人生の全てではありません。あくまでも人生の中のイベントの１つ。それを選ぶか選ばないか、自分にとって結婚は必要なのか必要ないのかは真剣に婚活をするうちにきっとわかってくるはずです。