Now Loading...

異性のいない職場だから出会いがない?

男性でも女性でも「僕は(私は)同性ばかりの職場なので出会いがないんです」と言うのが口癖のようになっている方、いらっしゃいますよね。出会いの場を職場と考える人はしばしば恋愛や結婚ができない理由を「男だけの工場だから」とか「女だらけのオフィスだから」など、職場の環境のせいにしがちです。
では、もしもあなたの職場が、異性があふれるハーレムのような場所だったら本当に素敵な恋人や結婚相手をみつけられるのでしょうか。

人はランダムに新しい情報を与えられたとき、せいぜい9つくらいまでしか覚えていられないといいます。選択肢が多すぎるとその情報は脳の処理能力を超えてしまい、脳は選択すること自体を拒絶し始め、やむを得ず選択したとしてもその評価基準は曖昧になり、自分の選択に自信が持てなくなるというのです。
日常の中でだれでも常に様々な評価基準をもとに各選択肢を評価し、その都度最適と思われるものを選んでいるわけですが、選択肢が多いと一つ一つを評価しきれなくなり、結果「これが一番いい」という決定ができなくなってしまうのです。

沢山の中から一つを選ぶという行為は思っている以上に気力が必要なので、選んでいる途中で疲れてしまい「もうどれでもいいや」という気持ちになってしまいます。しかも沢山の選択肢から選ぶと「やっぱり他のモノにすればよかったかな」という思いに駆られストレスを感じるようになり、満足度も低くなるというのですから困ったものです。
実際に「異性が多い環境にいると婚期が遅れる」という調査結果もあるほどです。たくさんの人を比べてしまうと「もっといい人がいるかも」「あの人だったらもっといいかも」といつまでも迷うことになってしまうのです。

周りにたくさんの異性がいてもいなくても、選択に後悔しないためには自分にとって一番いい明確な判断基準を持つことです。「どちらがいい」というのではなく「これがいい」という明確な基準です。それを見極めてその基準を満たす人を探せばいいのです。